家具:千葉県 マンションモデルルーム その1

更新ご無沙汰しております。

先日のマンションの棟外モデルルームに置く家具を製作、設置いたしました。

仕上げ材はポリ合板とメラミン化粧板です。

まずは、壁面造作です

1:全体

高さ約2400 幅4600の壁面いっぱいに造作しました。

棚板は背面の木パネルとの間は40mm空いており、棚板の背面にテープライトが埋め込まれるように設置されていています。

一番上の棚は天板と一番外の側板のみ背面の木パネルと接しております。ですから、天板と木パネルの部分には

特注の支持金物が5個入っていてその金物で棚を支えています。

デスク部分、TV棚部分も特注の支持金物をいれてまるで宙に浮いているかのような見た目になっています。

2:木製ルーバー

廊下からLivingに入ってくると木製のルーバーがついています。1:全体を拡大してもらって左端に見えます。このルーバーはオレフィンシートを貼りました。

3:ギャラリースペース

お気に入りの時計のコレクションを置く特別なスペースです。

この部分だけはLEDダウンライトでより際立たせています。

飛散防止シート貼りのガラスがはめ込まれていてまるでショップのディスプレイのようです。

とまあ、完成写真を見ると手前味噌ながら非常にきれいに上がっております。

しかし、何より大変だったは設置手順です。

なんせ、ほとんどばらばらにしないと搬入できません。

しかし、テープライト、ダウンライトの電気配線も結構複雑で工場で下準備しなければなりません。

(電気屋さんに一から配線してもらうと待ち時間が長くなりますからね。)

ばらばらの状態で「このコードは6m必要」、「このコードは2.5mあれば十分」「こことここはばらせるように」

という考えながらの配線準備となりました。

組み立て手順にしても頭では考えていてもいざ現場に入るといろいろあります。

予定外のエアコンのダクトの位置とか、測定外の位置の天井高が意外と低かったこととか…

結果的には予定通りに無事設置することができました。

因みにこの家具はほとんどの作業を工場で行いました。

設置するときに一体のものに見せるためや、強度を持たせるために必要なものとして

あらかじめ、後から仕上げる部分がいくつかありましたが、そのほかの部分ではのこぎり、のみ、かんなといった

いわゆる手加工用の道具をまったく使わずに組み上げることができました。

事前の検討と準備がいかに大切かということがよくわかりました。

それも含めて、この写真を見ていただけると非常にうれしいです。

次は、他の部屋の家具を紹介いたします。